超大型連休と改元の祝賀ムードをマスコミに毎日あおられる中、5月1日が労働者の祭典 メーデーであることは影を潜めているみたいです。
日本ではことしに限り祝日になったこの日は、国際的な祝日です。ナショナルかインターナショナルなのか、何を祝うのか、考え方が問われるところでしょう。
そして5月といえば、忘れてはならないのは3日の憲法記念日。護憲か改憲か、私たちに選択を迫る国民投票に向けて準備を進めるアベ政治に無関心でいてはだめだと思います。
憲法はいったい誰が守るのか、誰を守っているのか。そんなことから、今いちど学び、考えてみるための本を用意しました。
あなたのお手元にこんな1冊はいかがでしょうか?
日本国憲法 小さな学問の書②
「子どもたち、この新しい世紀のはじめに、日本国憲法を読みなさい。なぜいのちや一個人というものが尊いのか、なぜ自由や平等が大切であるのかを、深く考え、話し合ってほしい」こんな言葉から始まる前書きには出版した童話屋の思いが平易な文章でつづられています。そして、人は人として尊重されることを日本国憲法はきちんと規定していることを、103の条文は教えてくれます。
童話屋 2001年初版ー2014年第14刷 文庫サイズ 78p
コンディションー美
価格 350円 送料 200円
あたらしい憲法のはなし 小さな学問の書①
日本国憲法が公布された翌年の1947年に文部省は中学1年生の社会科教科書を新しく作りました。それを復刻したのがこの本。
絶対に戦争はもうしないという決意で民主主義と国際平和に大きく舵を切った日本の羅針盤である日本国憲法を、軍国主義教育に洗脳されていた子どもたち分かり易く解説したこの教科書は、今も教育現場だけでなく、どこでも読まれるべきものではないでしょうか。
童話屋 2001年初版 文庫サイズ78p コンディションー美
価格 350円 送料200円
憲法の創造力
木村草太 著
著者の木村氏は憲法学を専門とする大学教授。「憲法は、国民が権力を監視するために使う法律であるから国民が理解していないと困る」というのが持論。
日本国憲法の持つ力を正しく伝えるための学外活動も、著作・講演・マスメディア出演など多岐にわたります。本書は、憲法の原理を理解した上で創造力を駆使する可能性を示した実践的な入門書です。
NHK出版新書 NHK出版 2013年初版 新書サイズ
コンディションー美
価格 600円 送料 200円
憲法と、生きる
東京新聞社会部編
戦後の「平和」を保障し「人権」の実現を支えてきた日本国憲法が、アベ政治により変えられようとしています。改憲準備を進むいま、必要なことはどんなことなのでしょうか。憲法は活かされているのか。憲法の光が届かず犠牲を強いられている沖縄や福島を取り上げ、憲法に託された人びとの思いを取材した新聞連載の単行本です。
岩波書店 2013年初版 四六判 コンディションー良
価格 1,100円 送料 200円